GA4(Googleアナリティクス4)の使い方入門【cortisが毎月チェックする5つの指標】

「ホームページは作ったけど、アクセス解析の数字なんてほとんど見ていない」

そんな方は、実はとてももったいないことをしています。

横浜市保土ヶ谷区でパーソナルジム「cortis」を運営しながら、Webマーケティング支援も行っている私たちcortisは、自社サイト「cortismarketing.com」で54本以上の記事を運用しています。その経験の中で痛感してきたのが、「数字を見ていないサイトは、改善できない」という事実です。

本記事では、GA4(Googleアナリティクス4)の基本的な使い方から、cortisが毎月実際にチェックしている5つの指標、そして「数字の罠」にはまらないための正しい解釈まで、初心者でもわかるように徹底解説します。


GA4(Googleアナリティクス4)とは?旧UAとの違い

GA4(Google Analytics 4)は、Googleが提供するアクセス解析ツールの最新バージョンです。2023年7月に旧バージョンのユニバーサルアナリティクス(UA)がサービスを終了し、現在はGA4が標準となっています。

旧UAとGA4の主な違い

項目旧UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
計測の単位セッションベースイベントベース
直帰率の定義1ページだけ見て離脱エンゲージメントセッションがないもの
クロスデバイス計測弱い強化されている
機械学習・予測限定的積極活用
データの保持期間最大50ヶ月最大14ヶ月(デフォルト2ヶ月)

GA4の最大の変化は「イベントベースの計測」です。旧UAでは「ページビュー数」や「セッション数」が中心でしたが、GA4ではユーザーの「行動(イベント)」を軸に計測します。スクロール、クリック、動画再生なども自動でトラッキングされるため、よりユーザーの実態に近いデータが取れるようになっています。

cortismarketing.comでも2023年7月のUA終了に合わせてGA4に完全移行しました。最初は見慣れない画面に戸惑いましたが、慣れると旧UAよりも細かい行動データが取れることに気づきました。


最初に必ず確認すべき5つの指標

GA4を開いたとき、最初は数字の多さに圧倒されるかもしれません。でも安心してください。初心者がまず確認すべき指標は、以下の5つだけです。

① ユーザー数(Users)

一定期間内にサイトを訪問した人数です。同じ人が複数回訪れても「1人」とカウントされます(厳密にはデバイスや設定によります)。

見るポイント:先月比・前年同月比で増えているか。急激な増減があれば何らかの原因(SEO変動、SNS拡散、広告停止など)を探りましょう。

② セッション数(Sessions)

サイトへのアクセス「回数」です。同じユーザーが日をまたいで3回訪問すれば「3セッション」とカウントされます。

見るポイント:ユーザー数に対してセッション数が多い場合、リピーターが多いということ。コンテンツの質が高いサインです。

③ エンゲージメント率(旧:直帰率)

GA4では「直帰率」の代わりに「エンゲージメント率」が重要指標になっています。エンゲージメントセッションとは「10秒以上の滞在」「2ページ以上閲覧」「コンバージョンイベント発生」のいずれかを満たしたセッションのことです。

見るポイント:エンゲージメント率が50%以上あれば、コンテンツがユーザーに受け入れられているサイン。低い場合はページの内容や読みやすさを見直しましょう。

④ 流入元(Traffic Source)

ユーザーがどこからサイトに来たかを示す指標です。主な流入元は以下の通りです。

  • Organic Search:Googleなどの検索エンジンから自然流入
  • Direct:URLを直接入力、またはブックマークから
  • Referral:他サイトのリンクから
  • Organic Social:SNSから自然流入
  • Paid Search:リスティング広告から

見るポイント:SEOに力を入れているなら「Organic Search」の割合が増えているか確認。cortismarketing.comではOrganicが全体の65%以上を占めるのが目標ラインです。

⑤ コンバージョン(Conversions)

サイトの目標達成数です。問い合わせフォームの送信、電話ボタンのクリック、資料ダウンロードなど、ビジネスにとって重要なアクションを「コンバージョン」として設定します。

見るポイント:コンバージョン率(CVR)=コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100。業種によりますが、問い合わせ系サイトの平均CVRは1〜3%程度です。


cortisが毎月チェックしているレポートの見方(実践的な使い方)

cortismarketing.comでは54本の記事を運用しており、毎月月初にGA4で決まったレポートを確認しています。以下がその実践的な手順です。

STEP 1:「概要レポート」で先月の全体像を把握

GA4のホーム画面にある「概要」レポートを開き、先月1ヶ月間のユーザー数・セッション数・エンゲージメント率・コンバージョン数を確認します。前月比と前年同月比の両方を見ることで、季節変動なのかトレンド変化なのかを判断できます。

STEP 2:「ランディングページ」レポートで入口を確認

レポート → エンゲージメント → ランディングページ と進むと、どのページがどれだけ流入を集めているかがわかります。cortisでは毎月「トップ10ランディングページ」をチェックし、急落しているページがあればすぐにリライトの候補に入れます。

実際に、あるコラム記事が前月比40%減になっていることをGA4で発見し、Googleの検索順位変動を確認してリライトした結果、翌月には85%回復した経験があります。

STEP 3:「ユーザー獲得」レポートで流入元の内訳を見る

レポート → 集客 → ユーザー獲得 で、どのチャネルからユーザーが来ているかを確認します。特に「Organic Search」の割合と絶対数の両方を追うことで、SEO施策の効果測定ができます。

STEP 4:「コンバージョン」レポートで成果を確認

レポート → エンゲージメント → コンバージョン で、どのページからコンバージョンが発生しているかを確認します。コンバージョンに貢献しているページを特定し、そのページへの内部リンクを増やすことで、全体のコンバージョン率を底上げできます。


GA4でよくある「数字の罠」と正しい解釈

GA4の数字は、正しく読まないと誤った判断につながります。cortisがよく見かける「数字の罠」を3つ紹介します。

罠① 「ページビュー数が増えた=成功」ではない

PV数が増えても、コンバージョンが増えなければビジネス的には意味がありません。「誰が、どのページで、どんな行動をしたか」まで掘り下げることが重要です。たとえば、バイラルしたSNS投稿経由でPVが急増しても、そのユーザーがサービス検討層でなければコンバージョンにはつながりません。PVはあくまで入口の指標として捉えましょう。

罠② 「エンゲージメント率の低さ=悪いコンテンツ」ではない

電話番号を調べるためだけに訪問するユーザーは、必要な情報を得たら即離脱します。これは「悪い離脱」ではなく、ニーズを満たした「良い離脱」です。ページの目的に合わせて解釈しましょう。コーポレートサイトのアクセスページや採用ページなどは、エンゲージメント率よりもコンバージョン(地図クリックや電話クリック)の数で評価する方が適切です。

罠③ 「Direct流入が多い=ブランド力がある」とは限らない

GA4では計測できなかった流入が「Direct」に分類されることがあります(SNSアプリ内ブラウザ、LINE経由、httpsからhttpへの遷移など)。Directが急増した場合は、UTMパラメータを使った計測精度の見直しも検討しましょう。本当にブランド想起によるDirect流入なのかを見極めるには、Search ConsoleのBrand検索クエリ数との比較が有効です。


GA4 × Search Console連携で分かること

GA4単体でも多くの情報が取れますが、Google Search Console(サーチコンソール)と連携することで、さらに強力な分析が可能になります。

連携で見えるようになること

  • どのキーワードで検索されて来たか(Search Consoleのクエリデータ)
  • 検索順位と流入数の相関(順位が上がったのにクリック率が低ければタイトル改善が必要)
  • 表示回数は多いがクリックされていないページの発見(CTR改善の機会)
  • 新規コンテンツのインデックス速度と検索露出の推移

連携の設定方法

GA4の管理画面 → プロパティ設定 → 「Search Consoleのリンク」 → 「リンク」 の手順でSearch Consoleと紐付けることができます。設定後、GA4のレポート内に「Search Console」のセクションが追加され、GA4のユーザー行動データとSearch Consoleの検索データを横断して分析できるようになります。

cortisでの実践例

cortismarketing.comでは、Search Consoleとの連携データを活用して「表示回数が多いのにクリック率が低い記事」を毎月抽出し、タイトルとメタディスクリプションの改善を継続しています。この施策だけで、一部記事のCTRが2倍以上になった実績があります。

具体的には「表示回数 500回以上 かつ CTR 2%未満」の記事をSearch Consoleでリストアップし、タイトルに数字や具体的なベネフィットを追加するだけで、翌月のクリック数が改善するケースが多く見られます。GA4とSearch Consoleの連携は、コンテンツ改善の最短ルートです。


まとめ:数字を「見る」から「使う」へ

GA4は難しそうに見えますが、まずは以下の5つの指標を毎月確認するだけで、サイト改善のヒントが見えてきます。

  1. ユーザー数:先月比・前年比でトレンドを把握
  2. セッション数:リピーターの多さを把握
  3. エンゲージメント率:コンテンツの質を判断
  4. 流入元:SEO・SNS・広告の効果を分別
  5. コンバージョン:ビジネス成果に直結する数字

そして、GA4の数字は「見るだけ」では意味がありません。数字を見て、原因を考え、施策を打ち、また数字で確認する——このPDCAサイクルを回すことが、Webマーケティングの本質です。

cortismarketing.comでは54本のコンテンツを通じて、このサイクルを毎月繰り返しています。「数字を正しく読む力」と「施策に落とし込む力」の両方があって、初めてWebサイトはビジネスに貢献できるのです。

GA4の導入や活用でお悩みの方は、まずは自社サイトの現状データを確認することから始めてみてください。きっと、今まで気づかなかったサイトの「課題」と「チャンス」が見えてくるはずです。


WebマーケティングをプロにまかせてROIを最大化したい方へ

「GA4は理解したけど、自分で運用する時間がない」「数字は見ているけど、施策に落とし込めない」——そんなお悩みを持つ方は、ぜひcortisにご相談ください。

cortisは横浜市保土ヶ谷区に拠点を置くWebマーケティング会社です。自社サイトのGA4運用実績をそのままクライアントの施策に活かし、「分析 → 施策立案 → 実行 → 改善」のサイクルをワンストップで支援しています。パーソナルジム運営で培った「成果にこだわる思考」をWebマーケティングにも活かし、数字で証明できる支援を提供しています。

初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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